メリットだけでなくデメリットもある田舎の仕事

田舎の介護施設での仕事は、人員が少ないことからオーバーワークの状態に陥りやすく、人員増も難しい問題があります。そのため、できるだけ仕事量を減らすのが最も現実的な工夫といえるでしょう。仕事を種類別に分けて特定の日時だけに割り振るなど、一日あたりの負担を減らすのが効果的な方法。また、専門外の仕事は極力避けるのも問題を解消する方法の一つです。田舎の仕事は一人がいくつもの分野を受け持つため、なんでも屋のような扱いを受けるケースが少なくありません。仕事は一度引き受けてしまうと、後で断るのが非常に難しくなってしまうもの。オーバーワークの状態に陥らないようにするには、可能なことと不可能なことを明確に提示し、その線引きを徹底することが大切です。

次に田舎での仕事が敬遠される理由として挙げられるのが、娯楽が少ないということ。都会は街が発展しているため様々なお店があり、自分の好きなものを食べたり、欲しいものを買ったり、好きなことをして遊んだりすることができます。田舎はお店が少ないので、仕事終わりや休日になかなか遊びに行けないということもあるでしょう。仕事のストレスを発散するためには、オンとオフの切り替えをしっかりとすることが大切ですが、遊ぶ所がないのであればオンオフの切り替えが難しくなるもの。介護士の仕事は、肉体的にも精神的も大きな疲労を伴う仕事です。日々の疲れをしっかりと癒すことができなければ、いずれ仕事をするのが嫌になってしまったり、仕事上で大きなミスを犯したりしてしまったりすることがあるかもしれません。